今日は、銀座で美輪さんの音楽会。4列めで観ることができた。うれしい。
いつもチケットを取ってくれる姉と姉の友人に感謝。
先週半ば頃は、この歯の状態で行くことができるのか?、まったく予想がつかず、
最悪、友だちに譲ろうと思っていたので、なんとか行くことができ、ほんとによかった。
前半は、おもに御本人他の日本の歌。
半分くらいはその歌の背景や、その人との関り、その頃の御自分の話などのおしゃべり。
あの有名な歌をつくった人はそういう人だったのかとか、わかって聴くとまた感慨が違う。
でも、やはり、私が好きなのは、後半のシャンソン。特にピアフの曲。
芝居のように歌う、その場で相手がいるように歌う、まるで背景が見えるように歌う。
以前も書いたが、あの生活感のある歌は、陳腐なのではなく、普遍なのだと思う。
もう何回も聴いているものもあるので感動が薄れている気もするが、
すっごくいい...とか頭で思わなくても、自然と涙が流れてしまう。
恥ずかしさがなければ、その場でもっとちゃんと泣いてしまいたくなる。
独断的なものの言い方とか、話す内容で気になることはあるが、
歌と存在感の圧倒的な力みたいなものは、やっぱり確かにあるのではないかと思う。
万人にとってすべてではないかもしれないが、少なくとも私は、
ジャンジャンではじめて観てほぼ号泣して以来、観れば必ず気持ちを動かされてしまい、泣く。
アンコールでは、衣装のせいか、その時の話の内容のせいか、菩薩のように見えました。
来年は、春は芝居、秋は音楽会、という従来のかたちではなく、春も秋も芝居だそうです。
音楽会の方が好きな私は、ちょっと残念だけど。



[音楽]
・Alterkicks 「Do Everything I Taught You」
 sg.「On A Holiday」で気に入って以来、出るのを待っていたバンドのアルバム。
 ちょっと期待し過ぎていたところもあるので、sg.を聴いた時のような気持ちにはならないが、
 やっぱりなかなか好きな感じです。
 U.K.らしいバンドなのかもしれないけれど、今の、新しいとか踊れるとかいう感じのバンドではなく、
 青春っぽい純粋な感じもあり、でもキラキラしてるんでもなく、私的には、大きく分ければCoral系統。
 高音の声はちょっとふらふらして情ない感じだけれど、それもまた好みとしてはわるくない。

http://www.myspace.com/alterkicks