・ブンブン 「OutLoud」
 自分で検索してみたら、私、ブンブンに2年も文句を言い続けていた。
 同じこといっぱい言っていてはずかしい。って書くと読まれるかもしれないが(ないか)、
 はずかしいことは公表したほうがいいな。別に言わなくてもいいけどー。
 土曜日のライブが久々に楽しめたので、またもや久々に、一番好きかも知れない「Outloud」を
 聴いてみたら、なんだか、いろんな感覚が戻ってきた。
 やっぱり暗い。重い。でもほんとうに好きだ。
 聴くと、自然に目が閉じて、胸の辺りの暗い穴(闇)に自分が収縮していってしまう気がする。
 暗い穴の底で、ひざを抱いて裸で座っているような自分。 
 でも、別に頭と足は、或いはもう一人の自分は、一生懸命ステップを踏んでいる。そんな感じ。
 以前のアルバムは、ヘッドフォンで聴くとそういう世界に浸っていたように思う。
 こんな暗いのになんでライブでは踊れたんだろう?と思ったけど、
 早いビートだろうが遅いのだろうが、からだには心底響いていたし、
 暗いところで急き立てられるような、浮遊感の中でもリズムを刻みたくなるような、
 そんな感じがあったように思う。言うまでもなくどんな曲でもドラムは最強だし。
 私的には、そういう感じでいられたのは「Photon」の頃まで。
 (好きになったのが「Umbra」でそんなに古いファンじゃないから、そう長くないんだな...。)
 ライブは、レッドですごいアゲる感じのライブだったフジの直前の岩盤のイベントあたりから、
 今みたいな感じになってきたように思う。  
 以前の方がよかったなんて言うのはカッコわるいと自分でも思うし、
 自分の音楽の好みも、その頃にくらべてかなりポップになっているので、
 合わなくなってきたのは自分のせいもあって、変わることはべつにわるくないし。
 ...たぶん、もうこういうことは、これ以上言いません。
 この前のライブで自分的にちょっと盛り返したのと、やっぱりなんだかんだ言っても
 以前のアルバムが色褪せてないのは素晴らしいし、好きで期待してることには変わりないんだし、
 ってことが、自分の中で、かなり落ち着きました。おわり。

OUT LOUD

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