・「ヘアスプレー」
 同僚に借りて観た。単純に楽しめる映画。
 J.トラボルタ、太った女の子、ダンス、ミュージカル系....、という知識だけで観たので、
 60年代のボルチモアの、人種問題も絡めた話だとは知らなかったのだけれど、
 ダンスや歌のシーンは楽しく、ファッションもかわいらしく、家族の話にほろっとくるところもあり、
 でも楽しいだけではない、けど、あくまでも後味はよく、っていう感じで、それなりにツボは押さえてる。
 差別の問題も入っているんだけれど、主人公のトレイシーのダンス仲間の黒人の男の子も、
 TV番組の「ブラックデー」の日の司会者でもあるその子の母親(クイーン・ラティファ)も、
 差別については、すごくさらっと話してたりとか、歌も前向きな歌になっているのがよかったと思う。
 とにかく60年代のかわいいファッションの女の子いっぱいのダンスと歌のシーンは華やかで楽しいし、
 黒人の男の子や女の子が学校とかで踊るシーンは、気持ちよくて踊り出したくなってしまう感じー。


 主人公トレイシー役の女の子は、あんまり出しゃばらない感じでいつもニコニコしてたのがいい。
 (手短いし、ダンスはうまいというより、がんばってる、って感じだったけど。)
 トレイシーのパパ役とママ役の、C.ウォーケンとJ.トラボルタも、ほのぼのいい人な感じがよかった。
 でいうか、トレイシーの親友の女の子も、恋する男の子も、TV番組の司会者も、
 みんないい人で、単純な図式なんで、観ていて疲れなくてよい。
 M.ファイファーは、悪役だけど、すごくスタイルもよくて派手なファッションも似合ってキレイだった。