鑑定士と顔のない依頼人」、「ゼロ・グラビティ」、「オンリーラヴァーズレフト
アライヴ」を昨日と今日で観ました。
「ゼロ〜」は、自分の興味ある範疇の作品、俳優さんではなかったのですが、出演
者ほぼ二人、背景はほぼ宇宙空間だけなのに退屈しないと聞いていたので、どう
いう作りなのか興味があったので観て、わるくなかったのですが(というより絶賛
する人も多い)、「鑑定士〜」の後2本目に観たせいか、途中眠ってしまいました
…もったいない。でも退屈しない意味もわかり、よくもこういう作品をつくった
ものだな、すごいなと思いました。
「鑑定士〜」は、予告編でJeoffery Rushがオークションをやっているシーンを
観てすごいうまい…と思って観ようと思ったのですが、全体的に素晴らしかった
です。「英国王〜」とか今までもいいと思ってましたが、改めてすごい俳優さん
だな..と思いました。カッコイイ。この人の演技によるところが大きいと思います
が、内容も重厚な雰囲気+ちょっとどきどきして、面白かったです。最後はすごく
虚しい悲しい気持ちになってしまいましたが。
「オンリーラヴァーズ〜」もよかった。とにかく主人公二人が蒼白で薄い感じで
もうすごくヴァンパイアで、サングラスして二人で黄昏ているカットだけですごく
カッコよい。仄暗い灯の部屋、タンジールの猥雑だけど生気のある町の風景、
時間が止まったような表情のティルダ、などの映像、それに二人のオフビートな…
っていうんですか、ちょっとユーモアもある小難しい(例え話とかの)会話などで、
もちろん明るい映画じゃないのに心地よく観終われる映画。だから何、って話かも
しれませんので、つまらない人もいるかもしれません。