QOTSA、いいです。なんだか聴いてしまっています。
私は、新譜は、あんまりよく聴かないうちに感想を書いているので、後で印象が変わったりもする。
でも、あまり好きじゃない、と書いたものは、よほど何かのきっかけがない限りは、しばらく聴かない。
で、私の場合、すごくあたりまえのことのようだが、好きになるものは、
2回、3回ともっと聴こう、と思うかどうかが大きい。
よくできてるな、と思ったものでも、あまり聴きたくならずに聴かないものもある。
よく聴いてしまうのは、なんだか自分的にひっかかりが残るもの。
もう〜最高、と思うものはもちろん、この一筋縄にいかない感じがいいじゃん、とか、
なんだか気にかかる、気持ちにざらっと触っていく、そういうものを、つい聴いてしまう。


けっこう当たりが多い、最近買ったうちの2枚。
・Electric Soft Parade 「No Need To Be Downhearted」
 このバンド、これで初めて聴きました。もっとキラキラ、ポップな感じかと思っていたけれど、
 思っていたよりずっと落ち着いた音。確かに、electricで、softな音、かも。
 ちょっとサイケデリックだったり、不穏な繊細な音があったり、軽めなリズミカルな部分もあったり、
 いろいろな面があるけれど、抑え目なVo.で、必死な前のめりな感じがなく、
 とても冷静にやっている感じが好みです。静かな水色ぽいジャケットの感じ。
  

Ryan Adams 「Easy Tyger」
 ちょっと老成したミュージシャンのような貫禄さえ感じてしまうアルバム。 
 カントリー風な、アコースティックな曲が多いけれど、それでも、
 基本はストレートなアメリカンロック、しかもポップネスもあり、というのがこの人の曲の印象。
 私の考えるそういうものの理想、期待をしっかり叶えてくれているので、満足する。
 こういうものをつくる人はたくさんいるけど、私的には、この人でいいかなと思う。
 聴いていると、なんとも言えず切なくしみじみする(枯れている感じはない)。
 ライブでは、機嫌いいかどうか、ドキドキするんだろうけど、機嫌わるそうな人は案外好き。

Easy Tiger

Easy Tiger