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・「ドリームガールズ」(ネタバレしてます)
同僚から借りて観た。
前半の、ドリームガールズたちとエディー・マーフィのショーのシーンが、
みなすごくファンキーな感じで歌って踊っていて、見ていてすごく楽しかった。
ガールズのコーラスの声がすごくよく出ていて、聞いていて気持ちよかった。
助演女優賞を取った女優さん(エフィ役)は、ほんとに歌うまいーと思う。
話の流れは、まあよくあるって言えばよくある感じで、わるくないけど、
そんなに、また観たいとか思うほどではなかった。
マジなシーンで、いきなり歌に入ってしまうのは、私はあまり好きじゃないので、
ちょっとそういうところで冷めてしまうところもあった。
細かいこと。
エディ〜やガールズたちのマネージャー(ジェイミー・フォックス)が
エフィを解雇してしまったことは、後半、いけないことだったようになっているが、
あれは、彼女は性質もいい&能力もある、でも、その態度と行動ではだめでしょう、
プロとして仕事しているのだから、ってことだと思うので、
エフィには仕事と恋愛がごちゃごちゃになってしまっていた、それでああなってしまった、
だからそれは理解しましょう...、っていうことでいいと思うんだけど。
映画の作り手?がエフィの考えを普通みたいに考えているんじゃないかと思えてしまった。
(私を捨てないで、という心の叫びを歌うシーンは、迫力あったし気持ちが入っていたけど、
そこも、あそこまで食い下がれるのは、20代前半の女の子だからなんだろうなあ、とか
ちょっとアツ過ぎる、と、ちょっと冷めて見てしまっていた私...。)
そういう意味では、エフィは、母となっていろいろと学んだり感じたりして成長したのだろう
とは思うけど、終盤の、ソロ歌手として復帰できるかというオーディションの場面での態度が
あまりそれを感じられるように描かれてなかったので、今後も大丈夫なの?という感じだった。
まあ、大掛かりに再び歌手として迎えられてもその先は?というふうに見たら、
それがリアルだったんだと思うけど。
そういうところにひっかかるのは、ああいう映画の見方として必要ではないんだろうなあ、
と自分でも思うし、
私、冷めてるんじゃなく、かえって入り込みすぎてるからそういうふうに見るのか?と思ったり。
全体としては、役者さんたちもみんなわるくなくて、わかりやすい内容で、
ゴージャスさもあって楽しめて、わるくなかったと思います...。