・「ブラッド・ダイヤモンド
 Wow~で観た。なんとなく観始めてみたら、思ったより面白かった。
 予告編を観たときに、普段観ないアクションもの?みたいな感じで、
 ディカプリオさんの出る迫力ある爆撃シーンとか、映画としてマッチョなイメージがあって
 あまり観る気がしなかったし、
 内戦が続くアフリカでの、紛争資金源のためのダイヤモンド採掘現場での強制労働や、
 さらわれたりして麻薬や洗脳で少年兵にされる子どもたちの問題を...、
 というような社会派な内容を先に聴かされると、疲れそうな感じがするのだけれど、
 そういう問題もちゃんと描けていたと思うし(よく知らなかったことが勉強になりました...)、
 地味すぎなく、恋愛や友情、家族の問題、アクションなどいろいろな要素がバランスよく入っていて、
 それがそれぞれ損なわれないで、エンタテインメントとして、面白くできていたと思います。
 
 メインの3人の役者さんも、それぞれよかったのではないかと思う。
 ディカプリオはあまり好きでなかったのだが、「ディパーテッド」を観て、若い時よりこれからいいかも、
 と思って気になっていたのだけれど、これを観ても、やはり、そう思った。
 鍛えていると思われる肉体も、ちょっと渋くなった濃く男っぽい顔も、
 辛い過去をもち、タフに生きるしかない元兵士のダイヤモンド密売人という役に合っていたし、
 まだ恋愛関係にまでいかないところでの、表情と手での控えめな愛情表現もなかなかよかった。
 これは、けっこうはまり役だったかもしれない。賞あげてもよかったんじゃないか、とも思った。
 久々に見たジェニファー・コネリー、知的でやりすぎない感じの存在感があって、よかった。