・バイン@JCBホール 9/28
 田中くんは、初めは少し硬そうに見えたけれども、Britzより、早めに笑顔を見られた気がした。 
 ”CORE”は、前回より伝わってくるもの、耳に残るものがあった。
 ”スレドニ〜”から”Suffer~”の流れは、すごく迫力もありグルーヴ感もあって、
 ここまでで、あー今日はすごくいい感じかも、と思った。
 冥王星、エレウテリアなど(報道もだけど)、カップリング曲は、ほんとに何とも言えずカッコいい。
 
 それから、大人の時間。
 ”想うということ”は、私は、前回はあまり刺さる感じがしなかったけれど、今回は泣けた。
 ただ、”ランチェロ〜”は、私は、あの場所じゃないと思ってしまうんだけれど...。
 ”スラップスティック”も、内容は大人だと思うけれど、もうちょっと違う位置がいいような気がするー。
 そして、”Two”は、導入部分の田中くんの声が、ほんとうにすごくて、
 マイクと口元の距離がすごく離れていたけれども、その間を、声が通るのが見えるようでした。
 ただ...、絶賛されているものをこう言うのは、ちょっとどうかと思いますが、
 私的には、その部分のすごさで、あの曲自体のよさが分散してしまったような気がした。
 前回ほど自分的につかまれた感じがしなかったのは、あの曲は、私は、
 タイニーな密室感のあるやりとりっぽい(表現が変だと思うけど、感触を表すとそういう感じ)、
 じっとりしたところがいいと思う曲なので、導入の荘厳さ?でそういうのが少し違ってしまったような。
 
 ”女たち”は、相変わらず軽味があって、いい感じだった。 
 アンコール以降の曲が、私は、音が少し濁ったような感じで、なんだか少しピンと来なくなっていて、
 ”その未来”も少し走りすぎている感じがして、ぐっとくるものが少なかった。
 自分的には、この曲が切実に感じる時期は過ぎていると思っているので、
 それでいいのかもしれないけれど。 
 ・・・・・・・・・ 
 細かいことを言葉にしようとするとこうなってしまうのだけれど、
 全体の雰囲気としては、いいライブだった,よかったな、と思う。
 ただ、私的に、ああ、これだ、っていう感じがもう一歩しなかったのが正直なところです。
 2年前くらいのUNITとか、去年の新木場とかで感じたようなものを求めているのかな、と思う。
 Britzの後、「Sing」を何回も何回も聴いて、やっぱりすごくいいな、と感じて、
 今日も、イヤフォンで聴いていて、ああ、ほんとに大切なバンドだ、と泣きたくなるように感じた、
 そういうものが、自分的には、もう一歩もてなかった感じでした。
 最近、自分のバインへの期待が大きすぎる気もするし、自分の感度にも自信がないので、
 あの日はそう感じた、というだけで、好きな気持ちに変わりはありませんが。。 
  
 以下、妄想。
 田中くんは、MCで、いいツアーだった、と言っていたけれど、それは得るものがあったということで、
 きっとけっこう大変な思いで考えたり悩んだりしてしまうものがあったのだと思う
 (どのツアーだってそうだろうけれど)。
 あのビールは、ああやっとこのツアーも終わる、という安堵の気持ちの表れだったような気がした。
 それをあんなふうに見せられるのは、今は、ライブの場に信頼感があるからなんだろうな、と
 思ったりした。以上。...............沖縄は楽しんで来てほしいな、と思います。