このところ買ったCDは、Dirty Projectors、Paolo Nutini、Camera Obscura、
 Specials。少し前から買ったものの中で聴いている頻度が多いのは、
 特にPhoenix、それから Golden Silvers、Horrors。
 前にもまして、あまり理屈はないけれど、ものすごく感激とかしなくても、
 聴く気になる、聴き続けられる、っていうものがありがたい。

Phoenix 「Wolfgang Amedeus Phoenix
 自分的には、評判のよかった以前のサマソニでのライブが今一歩だったので
 その前の大好きという気持ちから冷めていたのだけれど、この新譜で上昇しました。
 はじめは、あーPhoenixだな、あまり変わらないから別に前の作品があればいいか、
 でもインストの曲はいいなあ、というくらいの感じだったのですが、
 なんとなく何回も聴いているうちに、Phoenixのよさというものが染みてきました。
 すぐPhoenixとわかる軽みのあるお洒落な(狙った不思議ちゃんな感じや無機質な
 感じでなく、身に付いたオーソドックスなお洒落さを感じる)曲調、グルーヴ、
 ギターロックでももちろんテクノでもないような軽快なエレクトロなギターの音...
 とでもいうのか...うまく言えませんが。
 気に障ることなく聴けるので、村上さんの作品を読んだ少し後で、その世界から
 抜け出してもいいなという気になって最初に聞いたのが、これでした。
 そして癖になっています。

Wolfgang Amadeus Phoenix

Wolfgang Amadeus Phoenix