土曜日、夕方習い事から一度家に戻り、夜の雨の中をまた出かけ、
 姉と銀座のホテルで一泊し、今日は朝から一緒に買い物をして歩き、
 午後は美輪さんの音楽会。今の自分的には疲れた。


 先週は、よくあるイライラや自分の感情の消化不良みたいなものとは違う、
 すごく重たくどんーよりしているようなものを感じて、
 ちょっとおかしいな...、と思っていたのだが、金曜日に歩いていて、
 ふと、このうつうつはほんものっぽいかな、と感じた。
 自分ではどうしようもないかも、薬があったほうがいいかも、と感じた。
 何かわからないものに、違う世界にすーっと導かれてしまうような 
 自分に力がなく存在が薄くなったような変な感触で、少し怖くなった。
 そして、自分的には、病的なことは自覚した時には底は過ぎていることが
 多いので、たぶん、上がってきたような気がする。でもまだだるい。
 でも今日、一人では行かないマリアージュ〜でお茶をして、美輪さんを観て、
 疲れたけど、またちょっと気分が変わったような気もする。


 美輪さん音楽会は、姉の友人のおかげで、また2列めという良席で観られた。
 前半は叙情歌&美輪さんオリジナル曲、後半はシャンソン
 やはり私は、美輪さんはシャンソンが好き。
 「ミロール」とか好きな曲をやってくれたが、慣れてきたのか、
 以前ほどは感激しなくなってきた。でも、声を聴くだけで泣けてきてしまうところが、
 何度もあった。
 本編最後〜アンコールあたりは、泣くのを我慢するのが苦しい、という
 いつもの状態になった。声量と歌の力のようなものに揺さぶられるというのか。
 思いこみかもしれないが、本編中はあまり自分の席の方に美輪さんの視線を
 感じなかったが、アンコールの時は視線の方向がこちらへ向くことが数度あり、
 目が合ってあたたかく観てくれていたように感じた。
 終わり方は、いつものような美輪さん菩薩状態で、とても美しかった。