少し前に買ったCDの感想です。

・Soft Pack 「Soft Pack」
 飾り気のないジャケのように、シンプルで、頭わるそうじゃない勢いが気持ちいい。
 私的には、ちょっとViewに似ている感じがしますが、やっぱり英国的曇りはない
 というか、湿気がないというか。でもきゅんと来る切ないところもあって、メロディ
 もよく、いいバンドだなと思います。どちらかといえばフジに来てほしいタイプ。


Charlotte Gainsbourg 「IRM」
 Beck全面プロデュースのアルバムですが、私がBeckらしいって思うところ、好きな
 ところはどこだろう?と考えたのですが、いい声とは言えないけれど安心するあの声
 や歌もありますが、やっぱり思いつくのは、全体的に感じるリズム感覚のようなもの
 だという気がします。ちょっとヒップホップぽかったりするような。これを聴いて
 もそう思いました。暗いバージョンなBeckというか、仏女性の心根を表す?ような
 不穏な感じの音、いかにも女性の仏語が合うような曲、仏の街角のカフェで頬杖を
 ついているChalotteの絵が浮かぶような曲、などなど、Beckの声の入った曲もあって、
 素敵なアルバムです。

Irm

Irm

     

Four Tet 「There Is Love In You」
 拍?他の音楽だって同じように打っているはずなのに、音程とか音質と相まってか、
 この人の音楽は、自分の胸、身体の芯のようなところにきっちり響いてくる。 
 心地よい?というのか、聴いていると、深く暗い穴に螺旋で滑り落ちていくような
 感覚になったりする(わるくなく)。
 目を瞑ると、頭の前部に音の粒子のようなものが飛び交っている感覚があり、
 私にとっては、確かな音というものが、すごくクリアに意識的に聴ける、聴こえてくる
 音楽。けれども決して無機質な冷たい感じはない。
 音とともにループされる女性の声も気持ちよい。

There Is Love in You

There Is Love in You