「さすらいの女神たち」を観た。出かけたくなくてやめようかと思ったけれど、
マチュー・アマルリックを観に行こうと。もともと「潜水服〜」でなかなかいいなと
思っていて、007シリーズの悪役でちょっと気になって、というくらいだったはずなの
に、いつしか、自分で気づかぬうちにじわじわじわとはまっていました。
観ていて気が付くと、この人の演じる主人公である人も周りの人も行動は不道徳?だし、
人同士のやりとりは嫌―な感じで終わるし(仏映画らしい)、ずっとそういうエピソー
ドの羅列と言えば羅列だし、という感じ(いいやりとりもあったけど)。でも、嫌なこ
と言わなくても心の中ではそう思ってたら同じなんだから言っちゃうのもわるくない
じゃん、言ったからこそわかる人間臭さから始まることもあるじゃん、みたいな成り行
きがよいと思える。実際のショーダンサーの女性たちも魅力的だったし、やっぱりアマ
ルリックはカッコよかった(ちょっとTohm Yに似てるかも。)
それから、昨日は感情がやや動きやすかったのか、TVで「今度は愛妻家」を観て
かなり泣きがはいってしまった。あの監督の映画はちょっとあざとい感じがしてしまう
のだが、俳優たちがよかったのか、かなり夫の気持ちに感情移入してしまった。
若いもんの恋愛部分は作ってる現場を想像したらちょっと退いたけど。

今度は愛妻家【通常版】[DVD]

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