「ドラゴンタトゥー〜」を観てきました。何を観るか迷いましたが、「ものすごく〜」はサンドラ〜が
あまり好きじゃないのと変に泣けると嫌だし、「戦火〜」は馬とデヴィッド・クロスが見たかったけど、
なんとなく???だし、遠くへは行きたくないし…で、体調的にちょっとへヴィだと心配でしたが、
「ドラゴン〜」にしました。原作も読まずスウェーデン版も観ず、先入観なしに観ましたが、正解。
なかなかよかった。迷っていたら、大きな画面で映画館で観た方がよいと思います。
何度か言ってますが、ああいう男っぽい人はあまり興味ないですが、ダニエル・クレイグは、ムサく
なく肉体的にもマッチョ過ぎずにカッコよく、品よく性格的な癖もあまり感じず、そこそこ知性も感じ、
スター性もあり、いいと思う。リスベット役のルーニー〜もよかった。どういう女優さんか、あまり
知らなかったけど、観終わっていろいろ考えても、あの個性的な役柄の髪型やファッションも不自然さもなく
カッコよかったし(本人とはずいぶん違うようなのでそこがまた素晴らしい)、素質的に頭がいい雰囲気、
危うくクールな佇まい、怖い部分、人との関わりを知らない不器用な感じ、などなど、いろいろな点で
ハマっていたし、この役の魅力が映画のよさとして大きかった。この二人の関わり方(というかリスベット
の関わり方?)がいい雰囲気で描かれていて、それがミステリーという要素と同様かそれ以上に大切な
ものだったのだと思います。
そして、なんというか、オープニングの映像+音楽のカッコよさからそうですが、映画全体がクリアな
感じというか…音楽、映像、編集とも、センスもよく必要十分な感じにきっちりできあがっている感じで、
大作だけど大味でもなく、ダークな内容だけど変にグロいのは私はあまり好きじゃないけど、そういう
感じにもなってなかったので、よかった。北欧の冷たく厳しい土地の風景も雰囲気がありました。
あと、普段あまりこういうことは感じないですが、モザイクは要らないです。あのモザイクが映像的に
余計で、完成度下げている感じでした。そういう意味で六本木でもう一度無修正版を観てもいいかなと
いう気さえします(今日までだった...けど、またやるかな?)。