フジの3日めに行ってきました。ゆっくりと昼頃に着いたので、がっつり全部観たのはJ. White、
Radio〜、陽水さんのみ、あとは、Costelloさん、M.Ward、Michael Kiwanuka、百々くんを
ちょっと見しました。
Jack、よかった。まず、ステージ全体がブルーのイメージで素敵だった。女性のみのバンドだったのだ
けれど、Jack含め、みんなブルー系の服で、一人一人メイクも髪型も違って個性的で服に合っていて、
センスいいと思った。誰かスタイリストさんがいたのだろうか?(カメラマン?まで同系色な洋服できれい
だった。)そしてパフォーマンスも自信にあふれているというか、あの圧倒的なJackに対しても臆する
ことなく、堂々としていてカッコよかった。Jackは、ギタープレイもギュイギュイ迫ってくるような迫力
ですごかったが、なんというか、この人は世界を見る目、捉え方が普通の人と違うのではないか?
と感じた。でも、着るものなんか気にしてないようでいて気にしているようでもあるしな(…ただ強迫的
なだけか…?)、とか考えて観てもいたが、冷める余地も与えないような力のあるステージだったと思う。


陽水さんも、前回よかったので今回も期待していたが、やはりよかった。バンドは全体にオーソドックス
な演奏だが、ギターがバインでもやっている長田さんになっていて、かなり聴かせる感じになっていた。
陽水さんの声の出し方はほんとうに聴いていて気持ちがいい(前回に比べると少々出にくい感じでは
あったけれども)。「傘がない」とか、何年前の歌なんだと思うけれども、普遍的によいと思える。
聴きたいと思うような曲はみんな聴けたし、数年おきに出てほしいと思う。


Radio〜は、帰りのことも考えて後ろの方で観た。照明や映像はとてもきれいで(ただ遠くから観ていた
ものからすると、普通のモニター映像もほしかったけど)、初のフジでのRadio〜という感動があった。
ただ、後方で観たせいなのか…ちょっと音が割れている感じ?、あとドラムが大きい(やや雑)な感じ
に聴こえてちょっと気に障り、ダイナミックさはあったけれども繊細さみたいなものが足りない感じが
して集中できないところがあった。全体に、正直言って、胸のあたりから昂ぶってきて踊らされる感じ
(Atoms〜の時にあったような)や、以前のライブで“Idioteque”や“Bodysnutchers”など
の曲にもっと感じたような)が薄く、ノリ切れない感じもあった。前の方で観てたら、そういうのを凌駕
するような感動があったのかもしれないと思う。でも、私は古い曲たくさんやってほしいとか思わない方
だが、やっぱり“Kalma Police”とかの曲は美しかった。Radio〜だから期待してしまうのだと思う。


今年は暑いせいもあったが、歩きながら、ああ、私は、ここでグリーンからホワイトへ行く森?(または
ホワイトからグリーンへ帰る森のボードウォーク)を一人で淡々と歩くのがすごく好きなんだなと、10
〜経って気づいた。なので、自分的に絶対外せないものを除いては、一日だけなので、なるべくそこを
歩くようにした。地上?ではあんなに歩けないというか、歩こうと思わないんだけれど。あそこを歩いて
いると何となく気持ちが落ち着く気がする。こちらでも、ちょっと森を歩きに出かけてみようか、と思い
ました。Radio〜終了後、車に乗せてもらって朝方家に帰った、という短い時間でしたが、やはり
行ってよかったと思いました。


生では、もっとブルー系の色がキレイでした。(そのうち消されちゃうかもしれないです)