「ダークナイトライジング」、実は二回観ました。3時間もあって全編それなりに密度が濃く(お金も
かかってる)、レディスデイだったのでこれに1000円しか払わないのは申し訳ない、と思って
(2回めもレディスデイだったのでほぼ意味ありませんが)。というか、悪とかなんとかあまり深く
考えませんが、私はやっぱりこの映画の重く暗いトーンがただ好きなのでしょう。前作のヒース〜の
病んでいてもの哀しさのある悪のイメージが強く重く残っているせいもあるかもしれません。派手な
追跡シーンやバイオレントなアクションみたいなものはあまり好きではありませんが、この作品はその後
それをどう扱うか、それがどういう行動につながるかが気になりバックの重暗い音にも惹きつけられて
観てしまいます。それと、何故かバットマン変身後や悪役のエフェクトのかかった声にすごく惹かれる。
メジャーだけどメジャー過ぎないものをつくるこの監督は好きです。クリスチャン〜もこの作品を
きっかけにわりと好きになりました。あの2作の続きとして、そして完結編としてどうもっていくのだろう
と不安をもって観ましたが、いろいろな意味でうまくできていると思いました。最近は、映画館で映画を
観ることがとても幸せで、そうしようとイメージをもつことでも幸せになれます。