バイン@NHKホールは、よかったです。(たぶん)なんだか気持ちが落ち着かないので細かい感想が
書けないのですが。初めはせっかくの田中くんの声の聞こえ方がちょっと?な感じがしましたが、あの
ライブではそういうことはあまり重きを置くことではなかったと思います。演奏はいつも通り素晴らし
かったし。一番感じたのは、ほんとに曲の幅が広いということ。それが全部カッコいいし。そして田中
くんが「心を込めて」というならほんとに心を込めてやってくれているのだという幸せな気持ちもあって。
まあそう言わなくてもいつだって安心して聴いていますが。
私が「lifetime」でバインを聴き始めた頃は、洋楽にどっぷりはまりきる前で、バインの微妙に揺らぐ
メロディがすごく私の音楽の世界を広げてくれた感じがあります。そういう意味であの日の「スロウ」
はすごくその頃の感じを思い出しました。15年てなあ…ほんっとにそれぞれいろいろあるよな、あっ
ただろうな…私何してたのかな、と10周年の頃よりすごくそういうことを感じていました。
ああでも、細かい感想が書けないのはもう一つの理由もあるかもしれない。ライブの前後からベスト盤
の特典のB-side集ばかり聴いていて、これほんとに好きだーと気持ちがそっちにはまりきっているから
かもしれない。ほんとうに聴いていて落ち着くし、聴いていくほどにまた微妙に胸のあたりにゆっくり
とねじが入るように入り込み、その先の隙間やヒビを埋めていく感じがする。
ほんとに、海外でも通じるよなあと思う。英国なら英国で、どんなにいいバンドでも売れないバンドは
いる。そう思うと、どこでやっても同じなんだろうなと思ったり。
あーでもCD盤の方は全然聴いてない...。


Best of GRAPEVINE 1997-2012 (初回数量限定盤) Special Box Set

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…とか言いつつ、Wow〜でJ.ペイジ、エッジ、J.Whiteのドキュメンタリー「GET LOUD」をやって
たので観ていたら、あ〜Jackのギター、やっぱりカッコよ過ぎる〜と思ったり。それはそれですが。