「The Future」。以前の「キミとボクの虹色の〜」がセンスよくていい感じだったので観た。
はじめはなんとなく不思議ちゃん(死語)系なカップルに、うーん...35歳(パンフによると)でこれは
イタイかも…みたいな感じだった。でも、猫のことば(言い方も)の部分が生きている。あれで私には
何かいい感触が残っている。映像的に読みとれればよかったんだと思うけれど。そういえば、2012の
よかった映画に「ルビー・スパークス」を入れようか迷っていた。これもそうだが、これをいいと言う
とセンスいいかも、みたいな映画は、ほんとにいいかどうかしばらく経たないとわからないことが多い。
まあ、「ルビー〜」は、あの主人公を演じるポール・ダノがすごく好みだったのが大きいと思う。
 「Ted」は、久々に中高生男子と観るものがかぶった感じだったが、ある年齢以降がわかるオタク映画
だったと思うので彼らは笑えていなかったみたい。私も「フラッシュ〜」とかわからなかったし。
マーク・ウォールバーグがいい感じだし、彼女役の女優さんもわるくなかったし、Tedのおやじぶりは
期待どおりかわいいというか面白いし(クスリネタ多し)、盛り上がりもそれなりにうまく作り、わるく
ないが、期待してたほどではなかったかな〜。でもやっぱり観ておくといい映画だと思う。
 「アルバート氏の人生」。予告編で観たくなった映画。グレン・クローズが、演りたかっただけあって
すごく合っていたと思う。ただ、普通によくできた映画だと思うが、わるいところは特にないが、なん
となく、もう一歩残らないような感じだった。
 「ヒミズ」をWow〜でさっき観ました(↓ネタバレしてます)。
W座の解説の小山さんが言っていたようなあれほどひどく“必要とされていない”辛い思いをした主人公
たちの気持ちも行動もわからないので、何も言えないのかもしれない、という前提はあるが、正直、
出てる役者さんの演技は熱演だし、ところどころ、どうしても見入ってしまう印象的なシーンはありま
すが、すごーく冷静に観てしまいました。(普通に観れば、)変わってるっぽいけど望んでるところは
ものすごく(私なんかより?)ずっと普通じゃん、みたいな感じがして、→でも、それは(中学生を
描いているのだから)、そういう人がいるよね(そういう時期ってあるよね)、っていうふうに観るよう
に意図されてるのか?と思ったり。原作読んでいないけれど、ああいう女の子とああいうふうになるの
が理想でそれを描いたのか?と思ったり。一番感情移入したのは最後のところで、私ならあの部屋中の
キャンドル全部なぎ倒したくなるわ、こういう子うざい、みたいな感じでした(性格わるいのか)。まあ
あれも、そういう時期あるよね、みたいな見方するところなのかな?エネルギッシュで熱くてストレー
ト(なのかな?)できっとある意味すごい映画なんだと思いますが、なんだか私の好みではないんだと
思います。
 「ブロークバックマウンテン」を久々にCSで。前に感想を書いたけれど、細かいところとか最後の部分
とか、わりと忘れてるもので。でもやっぱりよかった。これは、人が人を思うことの映画だなあと改めて
思いました。男でも女でも関係なく。


 Wow〜の「Shameless2」が終わってしまった。次シーズンが決まっているようなのでいいけれど。
前シーズンよりさらに過激になったので友人に勧めようかどうか迷ってしまいます。ほんとに、どこまでも
ホッとさせてくれないドラマ。でも登場人物のやることはほんっとにひどいハチャメチャだけど、やる
ことや結果に覚悟ができてるというか。それも(私のように)想像して覚悟してるんじゃなくて、実際
の経験で持てているから強くてうろたえないというか、周りも同じなので被害感少ないというか。まあ、
ドラマだけど。作り的にも、うまく登場人物が関連づけられている話になっているし、あの人数の動き
や表情をすごくテンポよく、気持ちも微妙に見せているので、きちんと脚本ができているとしたらそれ
もすごいし、うまく表情とか追っているのだとしたらカメラとかもすごいと思う。
結果コメディとして面白くもっていくというのはあるが、ハチャメチャなおばあちゃんや病気の人の
生活や介護の場面とか普通にリアルに描いてたりして、普通のドラマじゃよけて通るところをちゃんと
描いてて、そこもよかった。そこまで…?、それはちょっと…、と思うくらい過激だったりもしますが、
シーズンの半ばくらいまで観ると、はまってくる感じです。