「アメリカンハッスル」 を観ました。ほぼ予備知識はもたずに行きました。
見ごたえのある映画。とりあえずお奨めできます。C.ベールがすごい。はじめ
からインパクトあります。あの体型は特殊メイク?かと思ったら…。B.クーパー
はあまり好きではないが、熱演。この映画が今までで一番いいかなと思いました
(全部は知らない)。J.レナーもよかったです。あとはもう評判通りのエイミー
〜&ジェニファー〜のビッチ対決というか、女っぷりと舌戦が見どころだと思い
ます。この監督は「ファイター」といい、「〜プレイブック」といい、ああいう
強いよく喋る女性に囲まれて育ったのでしょうか?という気がします。まあでも
どの映画もどの登場人物もすごく生きる活力、エネルギーがあるというか、人間
臭い。でも映画全体の感触はいい意味でメジャー感があって人間臭過ぎない感じ
になっていていいと思います。みんな衣装が派手派手で、今からするとすごく
面白い感じに観られると思います。
Wow〜で「セルフィッシュ・サマー」と「彼女はパートタイムトラベラー」。
なんというか、合わせ技でいい感じなのか、どちらも見やすいいい感じの作品。
「〜パートタイム〜」は、“コメディ“と紹介されているところがありますが、
コメディなのか?タイムマシンが出てくる話だし、チャラい上司や堅ブツの同僚
が出てきて面白くはありますが、ちょっと周りと馴染みにくい主人公の女の子、
タイムマシン作りに熱中する妄想的な男性、そんな二人が結ぶ関係など一般受け
しないだろう世界を受け入れて描いている作品で、どういう意図で作ろうとした
かを知りたくなります。
「セルフィッシュ〜」も、大きな火災の後の森林修復の仕事をしながらテント
生活、旅をするポール・ラッドとその恋人の弟であるエミール・ハーシュの二人
を主に描いた、特に大きな出来事があるわけでもない話。でも、二人の演技も
よいし、私個人的にはポール演じる男性の方に感情移入でき、タイプの違う二人
の関係の変化、あと二人登場する老年の男女の巧さなどでけっこうじっくり観ら
れて、いい感触が残りました。ポール〜、けっこうコメディの印象が強いです
が、なかなかよいです。
この作品も、森林火災のことは淡々と伝えながら、どうしてこういう設定にした
のかと知りたくなりました。Wow〜で、こういうきちんとした作りの、地味だけ
れどあまり重くない作品をたくさん観られるのを最近とてもありがたく感じます。
あとWow〜で映画館でも観た「アルバート氏の〜」を観ました。よいのですが、
たぶん映画館の感想を書いた時もあまり…と思ったのは、アルバートが好きな
女性とその彼に嘲笑されたり利用されたりするところが酷く辛くて観るのが嫌
だからだと思います。ホラーとか虫くらい嫌かも。どうしてか…。そういえば
「鑑定士と〜」の最後も辛かったです。