・「レミーのおいしいレストラン」
 同僚から借りて観た。
 わるくなかったけれど、なんとなく何かがひっかかって、よかったよ、とは言えない作品。
 ねずみのレミーの動き、特に料理をする小さな手がかわいかったけれど、
 いくらファンタジックなものだとわかっていても、
 やっぱり、結局ねずみなんだから、食べ物の中にはいっちゃだめでしょ、と思ったり、
 シェフ見習いの青年がレミーを招き入れる動機みたいなものが純粋じゃないというか、
 現実的なんだけれど、どうかなーという感じだったり、そういうことからかな、と思う。
 レミーを導く元グランシェフはあたたかい感じ、現シェフはいかにもな悪人顔で小心で、
 両キャラとも、それぞれいい感じだった。背景のパリの街(遠景)もきれいだった。


・「キンキーブーツ」
 ずーっと観たかったのを、Wow~で録画して観た。
 経営危機の靴会社の若社長が、ドラッグクイーンと出会い、彼らの履くブーツを作ることで
 新たな市場を狙って再生を図っていく、という実話に基づいた話。
 その過程で、ドラッグクイーンの青年や、それぞれの亡父との関係、職人達との関りも描く。
 トランスセクシャルものは、なんとなく、そういう人たちのキャラがよくて
 面白いことが多く、狙って観ているわけではないが、好きなものが多い。
 これも、まず自分的に好きだろう、と思っていた。
 ショー部分の歌や踊りも楽しく、エラそうだが、そこそこ期待通り。
 主人公の青年も、地味ーだが、よく見ると味があってよい感じだし、役に合っていたと思う。