・「人のセックスを笑うな
 Wow〜の録画して観た。
 美大生のみるめくんと同級生の女の子えんちゃん、年上の女性のユリちゃんのお話。 
 私的には、期待していたより、あまり好きとは思えない感じでした。わるくはなかったのですが。
 長回しが多いのは、それなりに意味があるとは思うのですが、これは私は苦手。
 早送りを何度もしてしまった。映画館で観たら辛かったろうな。
 蒼井ゆうちゃん(えんちゃん)が可愛いから、観られちゃった場面もありますが。
 年上の女性ユリちゃん役の永作さんも可愛いし、よかったんだけれど、
 みるめくんとのやりとりとかで、ほんとの生活でも実際こういう感じだよなーと思うような、
 ぼそっとしたやりとりとかが、そのまますぎる、って感じで、それがリアルなんだろうけど、
 いざそういうのを観てると、なんだか....、映画ってなんなんだろう、とか思ってしまうものがあった。
 (「サッド〜」を観たときもちょっと思いました。)  
 映画の中のリアルさがどうあるべきとか、私は考えを持っていませんが、なんとなく。
 ただ、上の二つのことで、すごくほのぼの感が出てると思います。それが好きかどうか。
 
 最後は、蒼井ゆうちゃん演じる女の子のいい感じさが中心に描かれて終わってましたが、
 女性の監督さんは、おもに何を描きたかったのかなあ、とちょっと思いました。
 好きな男の子が年上女性に惹かれてしまう蒼井ゆうちゃんの立場なのか、
 好きになった年上女性に結果的に振り回される大学生の男の子中心なのか、
 自由でかわいい魅力的な年上女性(それでも、それぞれいろいろあるよなあ、)なのか。
 まあ、全部なのかな。ていうか、原作者は何を...、ってことか。
 原作は読んでないけど、そのへんは一致してるのかな。
 みるめくんが、(ユリちゃんに会わないのを)「我慢してて辛かった...」と言うところは、
 とっても切実に感じられたので、それだけで、ひょっとしていいのかもしれない、と思う。
 全体的になんとなく、美大生っぽい映画だな、と思いました(あたりまえだし、深い意味はない)。