やっぱり録画を何度も観てしまうのはライブがよかった時だ、と思う。
 一昨年はすごく観た。去年は一回しか観なかった。今年はもう3回くらい観た。
 ROのライブレポは、内容、流れがよくわかる。吉井さんのことが好きなんだろうな
 と思う。私的には、印象に残ったこと、いくつか。
 まず、本編の赤にしてもアンコール時の玉虫ぽい?柄物にしても、今の日本で
 ああいうコート丈のロングジャケット?があんなにしっくりとカッコよく着られるのは、
 吉井さんだけじゃないかと思う。ていうか他はあまり着ないだろうけど。
 ライブが後半になるほど、後になって、今回ああいう衣装だったことがしっくり来て、
 なんとなくうれしくなる。
 演奏はすごくよかったと思う。どれも何も言うことはない。とくにドラムは、よく聴くと
 かなり正確なテンポで力強い音を維持できていて、結構好きだなと思う。
 吉井さんはずっと全体にすっきりしてニュートラルな雰囲気で、志の強さと穏やかさを
 いい感じで合わせもっているいい感じだった。
 オープニングの新曲から3曲くらいは、選曲としてもパフォーマンスも、すごく今の
 いい感じをあらわしているようでカッコよくて、気持ちよかったし満足。
 "20GO"〜 "Do the Flipping"の流れが、自分的にはすごく好きな曲のせいか
 何故かすごく泣けてしまった。"20〜"でマラカスを持つ両手はすごく色気があった。
 やっぱり、吉井さんが歌詞をつけたカバー"Across The Universe"はすごくよかったし、
 そこから続く"Four Seasons"もすごくよかった。
 アンコールは、"シルク〜"はちょっとびっくりで、まさか”ジャガー”という言葉が
 ソロのライブでで聴けるとは思わなかった感じ。そしてやっぱり"アバンギャルド〜"は
 すごく楽しくて、YM曲で楽しくて身体が反応してしまう数曲のうちのひとつ。
 このへんの曲まで自然に今の吉井さんで観られるのは、なんだか感慨深いというか、
 こうやって行って、そのうちいつかYMにたどり着くんじゃないか、とか考えてしまった。
 私はそんなにYM復活を希望しているわけでもないけれど、ありだな、となんとなく
 思いました。いろいろ想像すると、パンチ〜の頃の曲はなんか生々しくてまだ
 聴けない感じがしたりしますが。
 "Weekender""とかファイナル〜"、ビル〜"は、すっかり今の盛り上がり曲として
 馴染んでいて楽しい。気がついてみると、YMの曲、ソロ初め頃の曲、どの時点の
 曲もどのアルバムの曲も、普通に区別なく区切りなく聴けるようになっている。
 選曲もよかったし、新曲もカッコよかったし、衣装も吉井さんらしくてよかったし、
 全体に満足でした。けっこう斜め後ろから観る感じでしたが距離は近いといえば近く、
 黒のシャツや細い黒のパンツの吉井さんがあーほんとにカッコいい人だな、と
 改めて思いました。
 今はなんというか半親心みたいな感じで追いかけるような気持ちはないけれども、
 たぶん今まで一番近くで吉井さんを観たのは1.5mくらいの距離だったと思うけど、
 今近くで観たら、あのカッコよさにあーどんな気持ちになるんだろう、と
 考えてしまいました。