やはり大きな画面で観たかったので、ぎりぎりで「ライフ・オブ・パイ」を観てきた。よかったです。
主人公の子は素人さんだったらしいけど、よかったな。詳しい感想を書く気力はないですが、映像は
ほんとにキレイだし話のもって行き方にも集中して観られました。私は宗教的なことを深く考えるタイ
プではないので理解の仕方が浅いのだろうと思うし、あのような状態になった時に自分がどうなるか
どんなことを考えるか想像もできない(最後に語られたもう一つの物語も含めて)。その辺を考えながら
もう一度観たい気がします。商売っ気がなくはないけれどできるだけ実直に作ろうとするアン・リー監督
のバランスのよさが私は好きだし、あの映画をどう作るか考えて作業に移す過程を考えたら、やっぱり
監督賞なのかなと思いました。

 そういえば少し前にWow〜で「サラの鍵」を観ました。これも好きでした。ホロコーストもので、去年
関心はあって何度か映画館で観ようと考えてやめていたものだったので楽しみにしていました。主人公
がそのものを経験した人でなく、場面も現代とその時代を行き来した内容であることで、重くなり過ぎ
なくて観やすいと思います。終盤の場面で男性俳優が泣いたところで私も泣けてしまいました。主役の
女優さんもなかなかよかったです。