「ウォールフラワー」を観てきました。育ちがよく人にもやさしく、頭もよく、
遊びも知っていて、でも実は問題を抱えていて隠している...というような若者
たちの切ない話。そしてそれを書いている人の心は脆弱そうで…、というような
ものには基本的に惹かれます。これもわるくない。俳優さんたちもみな役に合って
いた。私は主人公の男の子のような立場にいたわけではなかったけれど、いろ
いろな場面での居心地の悪さや気持ちが伝わってくるので、うまいのだと思う。
ただ、全体には、やはり若い人たちの話でもあるし、今となっては少しずつ縦にも
横にも少しずつずれている(私が)ような位相の違う感じはあります。
姉との待ち合わせ時間がちょうど合ったので観た「悪の法則」は、観なくていいと
思います。
Wow〜で「砂漠でサーモンフィッシング」。ユアン〜は、ほんとに微妙〜な映画に
よく出ます。私は好きですが。「イエメンで鮭釣りを」という原作があるようで、
よくこんな話を考えついたたものだと思います。観ていて、アラブ人のお金持ちに
もこういう人がほんとにいるのだろうか、こういう交流ができるのだろうか、と
思いましたが、いる、できるかもしれません(できないと思っている自分を知りま
した)。どんなことでも信じてやれば、信じることが…、みたいなレヴューをよく
見ますが、私的にはあまりそういう感じではなく、会話のユーモアもいいし、いい
人たちのいい関係が心地よい、くすぐったいような、なんとなくいい感じで観終わ
れるいい映画だよな〜と思いました。そう言う意味でこの監督らしいかな。エイミ
ー・ブラントはそんなに好きではなかったですが、これを観て割と好きになりまし
た。