映画館で、「リアリティのダンス」と「〜マーニー」を観てきました。
「リアリティ〜」の監督は85歳ということですが、すごいエネルギーの映画。
正直、私はこの監督の映画には詳しくもなく、なんとなく惹かれて観に行った
だけですが、思わぬものを観てしまったという感じ。はじめは奇妙な家族の話
というだけかと思いましたが、映像もキレイ、それぞれのキャラクターも強烈、
監督が軍事政権下のチリでロシア系ユダヤ人として育った背景、家族愛、映像
や文化に対する強い思い、いろいろなものへの強い気持ちが表れていて、幻想
的でもありリアルでもあり…すごく圧倒されました。私が行った映画館では、
終わった時に拍手していた人がいました。アクは強いと思いますが。
「〜マーニー」は、序盤数分くらいは、主人公の女の子の気持ちを強く伝えよ
うとしているのでちょっと辛い。あるセリフで泣けてしまった。生い立ちと
関係なくああいう思いをあの年代で今リアルに感じている子はどう観るのか。
全体には、なくはない話(どこかで同じような話を読んだか見たか)だと思い
ますが(原作は読んでないですが)、全体的にていねいに作られているのがわか
るので、感触はいいです。作っている人がこういう女の子を好きなんだろうな、
といつもジブリの作品では思います(あ、ジブリのだけじゃないかも)。
Wow〜やDVDなどでもいろいろ観ましたが、忘れました。