一日3本という暴挙に出てしまった。今週で終わってしまうものがあった
から、来週は実家へ帰るので観られないから、3月は観たいものがたくさん
あるから、という理由で。ちょっと疲れましたけど、失敗ではなかった。
観たのは、NYものの「ラブストーリーズ」の「コナー〜」、「エリナー〜」
の両方と、気になっていた「SHIFT」です。
「ラブストーリーズ」は、ある男女の物語を男性(J.マカヴォイ)と女性
(J.チャスティン)のそれぞれの視点から描いたもので、だから同じ場面でも、
2本でそれぞれ話した言葉も違ったりする(映像も違ったような…)。
「コナー〜」を最初に観て、状況的にしかたがないにしてもエリナーが勝手で
不安定な行動を取るのが嫌な感じがあったのだけれども(もともと私は女性
の味方になりにくいところがある)、それは演技や内容がいいからなのでしょう。
その後「エリナー〜」の方を見てだいたいは納得がいった。一度すれ違うと
簡単には行かないよな…と観ていていろいろ思いを馳せたし、地味な日常を
描いた話だけれどもけっこう入り込めたので、安易にでなく作られていたの
ではないかと思います。「コナー〜」の方はコナーの父親がいい感じで、父息子
の話としてもいい話になっていました。「エリナー〜」の方も親子の話でもあり
ましたが。私はこの順で観てよかったですが、逆がいいと言っていた人もいま
した。
「SHIFT」はフィリピンの新人女性監督の作品で、みずみずしく感じるのは
主役の女の子の存在感?演技?演出?よくわからないのだけれども、たしかに
キラキラした感じがありました。ファッションのセンスとかは思っていた感じ
ではなかったですが。切なくもあるけれど、そんなに深い話ではないのですが、
私はアジアものは陽性な感じの方が好きなので、わるくない感じで観終わりま
した。監督の実体験がけっこう入っているみたいなので、今後どうなるのかな
とは思います。主役の女の子(歌手でもあるみたい)がすごく歌がうまかった。
相手役の男の子もかわいかったです。