少し前に観た映画の簡単な感想。
博士と彼女のセオリー」は、配役的にエディ〜がぴったりだったし、真摯に
取り組んでもいたのだろうと思える演技で、夫婦や周囲の人びととの関係も
丁寧に描かれていて、よかったです。あの内容で特に変わったことや進んだ
ことは期待しませんし。評判がいろいろな「イントゥ・ザ・ウッズ」は、いくつか
の話を組み合わせて繋げて頑張っている内容なんだと思いますが、どうしても
盛り込み過ぎな(長い)感じがしてしまいます。ミュージカルで観たらどう
なんでしょう。でも私は嫌いではなかったです。「ディオールと私」は、
はじめ少し退屈な気もしましたが、後半のショウに向かって行くにつれ、ラフ・
シモンズの表情から緊張や興奮がものすごく伝わってきて、気持ちが動かされ
ました。自分の着るものではありませんが、Diorはやはり素敵だなと思います。
「イミテーション〜」は、カンバーバッチさんの演技がとてもよかった。実際
に主人公のような特性があるのかもしれないと思いましたが。周囲に理解して
くれる人がいるということがほんとに大切で、いたらラッキーだと改めて思い
ます。いろいろ考えさせられました。「イーダ」は、主人公の表情とモノクロ映
像と静かな流れ、間、などいい雰囲気でしたが、もう一歩残らない感じでした。
「物語る私たち」は3回めでしたが、あの家族について、毎回ちょっとずつ
違う思い方をします。父系の話はちょっと揺れます。観た後になってみれば、
その時その時は大切にはしたいけれど、後にならないとわからないこともある、
という見方をもっていられたらより豊かなんだろうと思います。映画としての
ねらいや作り方もまだわかりきれないので、まだ観てもいいかも。できれば
きちんと映画館で。