本といえば常に文庫しか買わないし読んでいないのですが、 昔からの癖?のような義理?のような感じで新作を買ってしまう村上さん。 その新作を読んだ感触。 「アフター...」で、この人の作品はもう自分的にはだめかも、と思ったが、 「カフカ」でやや盛り返…

電車などで、何か活字があるものを持っていないと手持ち無沙汰で不安になるくらいなので、 いつも何かは読んでいるのだが、何故か本のことは簡単に感想がもてなく、ここにもあまり書かない。 でも、今、音楽もまあまあ聴いて、映画(おもにWow〜やDVD)も観…

・荻原 浩 「さよならバースディ」(やっぱり文庫で) たまには本のことでもー。何となく敬遠していたこの人のものを初めて読みました。 ボノボに言葉を学ばせる研究者と、その恋人と、大学研究室周辺の人々の、ミステリーっぽい物語。 検索したら、評判あま…

・柳家紫文 「紫文式 都々逸のススメ」 都々逸が好きってわけでもないんですが、実は、この人好きなのです。 三味線で小唄とか長唄とかいろいろやる人ですが、私は、笑点で出会った、 「鬼平市中見回り日記」というネタがものすごく好きで、 自分内で盛り上…

伊坂幸太郎ものを続けて読んだ。 「グラスホッパー」を初めて読んで気に入り、「重力ピエロ」でかなり好きになったので、 「オーデュポンの祈り」、「ラッシュライフ」、「チルドレン」、「アヒルと鴨のコインロッカー」と読んだ。 「重力〜」の感想で、これ…

・伊坂幸太郎 「重力ピエロ」 はじめ「グラスホッパー」を読んだら、けっこう面白かったので、続けて読んだ。 私は、本に関しては、数年間1冊も読まないこともあったし、情報を気にしないし、 よほどでないと新刊、単行本は買わないのもあり、この人のもの…

最近は、ちょっと音楽への執着が薄い。短いスパンでの話だと思いますが。 気がつくと、観ること、読むことの方を求めているようなところがある。 とはいえ、通勤時やお茶を飲む時間には、やはり音楽が必要なことは多いので、 自分に馴染んでいて、絶対はずさ…

この人↓を今頃知ったのは恥ずかしいことなんでしょうか? この文庫を買ってみたら、まだ読み終わっていないのだが、なんだか近しいものを感じる。 年齢を超えて共感できそうな人。哲学者に失礼ですが。 少し前、何かを調べていたら、たしかこの人の名前がど…

「あかんべえ」(宮部みゆき)。 文庫が出たので買って読んだ。解説もけっこう納得(これは読む前には読まない方がよいです)。 ”健気な”十二歳のおりんちゃんと、人のよいお化けさんたちのやりとりが、とてもほのぼのとしていて楽しい。 もちろん、ミステリ…

「スティル・ライフ」(池澤夏樹)。 何度も読み返しているもののひとつ。読んでいて静かで清浄な気分になれる気がする。 これを読んでいて私が心地いい理由の一つは、自然の描写をする文章がたくさん出てくるのだが、 それを読んでその風景を想像の中で見て…

桐野夏生「OUT」。 映画化されていたものの情報から、かえって読む気になれなくて、 文庫化されたものの中では一番後回しにしていて、読むものがなくなったのでようやく読んだ。 主人公が、主婦と言えど、ほぼ、ミロですね(「ダーク」他の)。 桐野さんは、…

新しい本がなかったので、少し前から、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 の文庫を読み返していた。 今は、すごく好きと素直に言える村上さんではないんだけれど(でも、癖で新刊を買ってしまう)、 これはやっぱり好きだなと思う。 私が本…

映画化されている今になって、「ブレイブ・ストーリー」を読んでいる(文庫になったからね)。 ところで、この文庫の表紙らしきものを別の書店で見かけたので買おうと思って、 某池袋の書店に行き、文庫売り場に出ていないので、 「ブレイブ...」ありますか…

自分的に、”悪意”に触れないわけにはいかないような気がして。 私もかなり悪意がある人間だと思う。 (もちろん、具体的に悪意を込めた行動をするかどうかは別です。) でも、自分で言うのはなんですが妙に純粋な人間である気もするし、 情け深いところもあ…

しばらく桐野さんの作品を読み続けていたので 濃い?ものしか読めなくなってしまい、 本屋に行っても読みたい文庫が見つからない。 (単純に本の知識がないこともあるんですが、 本や映画は、くわしく調べてでなく自分の手を出す範囲で、 そのとき必要なもの…

単行本は高いし持ち歩きにくいので、また文庫本を買う。 この人↓はやっぱりおもしろいと思う。 ふつうの人もいろーんなこと考えて生きている、 世の中あまく見てはいけない、と思え、 でも世の中ってこんなものだ(よくもわるくも)、とも思える。リアルワー…